保育園・幼稚園に入園前のお子さんを持つご家族へのサポート
保育園・幼稚園に入園前のお子さんを育てる時期は、子どもの発達の個人差が大きく、養育者である親自身も戸惑いや不安を感じやすい時期です。当オフィスでは、この時期の子育てに関する相談をはじめ、家族関係の悩みや、親自身のあり方に関する相談をお引き受けしています。
「きちんと愛して育てていけるのだろうか」「自分の関わり方は間違っていないのだろうか」といった育児不安や子育てへの迷いは、多くの親が自然に抱く感情です。しかし、不安や悲しさが強まり、過度の心配や自信のなさにつながると、一人で、あるいは夫婦だけで抱えきれなくなることもあります。
カウンセリングでは、子どもの発達や心理的特徴を踏まえながら、現在の状況や親子関係を丁寧に整理していきます。子どもへの関わり方に関する具体的な助言に加え、親自身の感じ方や考え方、これまでの経験にも目を向けながら、自分なりの子育てのスタイルを見いだしていくことを大切にしています。親自身のパーソナリティの長所を生かしつつ、必要に応じて課題にも取り組みながら、無理のない、よりよい子育てを目指すことを支援します。
就学前、小学生のお子さんを持つご家族へのサポート
子どもが心身ともに健やかに成長していくためには、発達段階に応じた安定した親子関係や養育環境が大きな役割を果たします。とくに就学前から小学生の時期は、情緒の基盤や対人関係のあり方、自己理解や自己肯定感が形づくられていく大切な時期です。
一方で、子どもの行動や反応を前に、「このかかわり方でよいのだろうか」「厳しすぎないだろうか」「甘やかしすぎていないだろうか」と迷いや不安を感じる保護者の方も少なくありません。子育ての悩みは、家庭ごとの状況や親自身のこれまでの経験とも深く関わっており、一律の正解があるものではありません。
当オフィスでは、親子関係や家族関係について丁寧にお話をうかがいながら、子どもの発達や心理的特徴を踏まえ、現在の状況を一緒に整理していきます。養育者である親へのサポートを通して、無理のない関わり方や、ご家庭に合った子育ての方向性を見いだしていくことを大切にしています。
中学生のお子さんをもつご家庭へのサポート
中学生の時期は、思春期に入り、心身の変化が大きくなるとともに、自立への動きが本格化する重要な発達段階です。親子関係においても、これまでとは異なる距離感や関わり方が求められ、戸惑いや葛藤を抱えるご家庭も少なくありません。
当オフィスでは、中学生のお子さんに関するさまざまな相談をお引き受けしています。家庭での関わり方やしつけ、親子関係の難しさ、生活リズムの乱れ、学習への取り組み方や進路への不安、学校生活における悩みなどについて、丁寧にお話をうかがいます。また、友人関係のつまずき、不登校傾向、情緒の不安定さ、反抗的な態度や引きこもりがちになるといった思春期特有の問題にも対応しています。
カウンセリングでは、子どもの発達特性や心理的背景を踏まえながら、現在の状況や親子関係のあり方を整理し、家庭での関わり方について具体的な助言を行います。同時に、親自身が感じている不安や苛立ち、迷いにも目を向け、親としての立ち位置や関わり方を見直していくことを大切にしています。親自身のパーソナリティの長所を生かしつつ、必要に応じて課題にも取り組みながら、思春期の子どもの成長を支えるよりよい子育てのあり方を共に考えていきます。
高校生・専門学校生へのサポート
高校生および専門学校生の時期は、思春期から青年期への移行期にあたり、学業・進路・人間関係・自己理解といった課題が重なりやすい発達段階です。心理的な自立が進む一方で、不安や葛藤を内に抱えやすく、家庭や学校との関係に難しさが生じることも少なくありません。
当オフィスでは、高校生・専門学校生に関するさまざまな相談をお引き受けしています。学校生活への適応の難しさ、欠席や遅刻の増加、学習意欲の低下、進路選択への迷い、友人関係や対人不安、情緒の不安定さなどについて、丁寧に状況を整理していきます。また、学校に行きづらくなっているケースや、休学・転学・退学を検討している場合についても、今後の見通しを含めた支援を行います。
カウンセリングでは、本人の心理的背景を踏まえながら、現在直面している問題を多面的に理解し、学校や家庭での関わり方について具体的な検討を行います。同時に、養育者である親が感じている不安や戸惑いにも目を向け、親子それぞれの立場を尊重しながら、適切な距離感や支え方を見いだしていくことを大切にしています。
親自身のパーソナリティの長所を生かしつつ、必要に応じて関わり方を調整しながら、高校生・専門学校生が自分なりの進路や生活の方向性を考えていけるよう支援します。
大学生・大学院生へのサポート
大学生・大学院生を対象に、学生相談および生活面の支援を行っています。大学の学生相談室において、専任カウンセラーおよび室長としての実務経験を有する臨床心理士が、この取り組みを担当します。
大学生・大学院生の時期は、学業、進路、人間関係、将来への不安などが重なり、心身のバランスを崩しやすい時期でもあります。授業への出席が難しくなり単位取得に支障が出ている学生、登校や研究活動が困難になっている学生、休学からの復学を検討している学生など、それぞれの状況に応じて、現在抱えている問題を整理し、どのような支援や調整が必要かを具体的に検討していきます。卒業や修了に向けた見通しを持てるよう、現実的かつ段階的な支援を行うことを重視しています。
本来、大学には学生相談室や教務・学務をはじめとした支援体制が整えられていますが、心理的な負担が大きくなると、そうした制度を活用すること自体が難しくなる場合も少なくありません。当オフィスでは、学生が本来利用できる大学内の支援体制を適切に活用できるよう支援し、必要に応じて大学と具体的に連携しながら、学業継続や復学に向けた支援を行っています。
転居後のサポート・お勤め地域でのサポート
転居や転勤、転職などの生活環境の変化により、継続してきたカウンセリングや心理療法を中断せざるを得なくなることがあります。当オフィスでは、そのような場合に、各地の相談機関に関する情報提供を行い、必要に応じて支援の引き継ぎをサポートしています。
新しい土地での生活や勤務環境に対して、「住みやすい場所なのか」「新しい業務内容で自分の力を十分に発揮できるのか」「職場や地域の人間関係、コミュニティにうまくなじめるのか」といった不安を感じることは、環境の変化に伴う自然な心理反応です。カウンセリングでは、こうした不安や葛藤を丁寧に整理しながら、これまでの対人関係のあり方や仕事上の適応の仕方を振り返り、新しい環境での生活や働き方に向けた見通しを整えていきます。
また、転居後も継続的な支援が必要な場合には、当オフィスが提供するオンライン相談・オンラインカウンセリングの利用が可能です。地域を問わず、全国各地、海外在住の方にも対応しており、生活環境が変わった後も心理的な支えが途切れないよう配慮しています。