

私たちが日々を過ごしている現代社会は、働き方や家族のかたち、生き方の選択肢が広がり、生活スタイルや価値観が以前にも増して多様化しています。その一方で、「どれが正解なのか分からない」「自分の選択はこれでよいのだろうか」と迷いや不安を抱えやすい時代でもあります。
加えて、スマートフォンやSNSが日常の一部となり、他者の考えや生活の様子に触れる機会が増えたことで、知らず知らずのうちに自分と周囲を比べてしまい、さまざまな悩みや戸惑いを感じやすい環境にあると言えるでしょう。
インターネットやSNSを通して、私たちは多くの情報や意見に日常的に触れています。それらは便利で役立つ一方で、周囲の価値観や「こうあるべき姿」に影響を受けやすく、自分自身の感じ方や考えを後回しにしてしまうことがあります。忙しい日常の中で、自分の心の動きに目を向ける余裕が失われ、何に悩んでいるのか分からなくなってしまうことも少なくありません。変化の激しい現代だからこそ、立ち止まって自分自身を見つめ直し、内側で起きている気持ちや葛藤を丁寧に確かめる時間が大切だと考えています。
私たちは人生のどの年代においても、その時期ならではの不安や心理的な課題を抱えます。多くの場合、それらは日常生活の中で自然と整理されていきますが、ときには一人では抱えきれず、同じ考えや悩みを繰り返してしまうこともあります。背景には、これまでの経験や人との関わりの中で形づくられてきた心のあり方が影響していることもあります。
カウンセリングオフィスおうみでは、臨床心理士が相談者お一人おひとりのこれまでの歩みや現在の状況を丁寧にお聴きし、対話を通して心の動きやその背景を一緒に考えていきます。すぐに答えを出すことを目的とするのではなく、ご自身の気持ちへの理解を深めながら、納得のいく形で問題に向き合えるよう、落ち着いたペースでサポートしていきます。



